1. 背景

    1. 文字コードがMNS 4330:96のOffice文書を、MNS 5552:2005(要はUnicode)に置換するOffice 2010用アドインをDot Net Framework 3.5で自作していた。新しいOfficeと新しい環境に移植する手間を惜しむため、Windows 10に、Dot Net Framework 3.5のランタイムライブラリをインストールする必要があった。
    2. Dot Net Framework 3.5のランタイムライブラリはWindows 10にも対応しているが、マイクロソフトからダウンロードできるスタンドアローンインストーラは、Windows 7迄しか対応していなかった。
  2. 基本技

    1. Windows 10のPC ⇒ コントロールパネル ⇒ プログラム ⇒ Windowsの機能の有効化または無効化 ⇒ .NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0を含む) をチェックし、OKをクリックする。
    2. ただし、この方法は、インターネットに接続されていないPC、ドメイン管理者による制約が厳しいPC等では、エラーになる。
  3. 対策

    1. Windows 10 の「メディア作成ツール」を使用し、「別のPCにWindows 10をインストールするためにインストールメディア」を作成する。当方では、ISOファイルを作成し、PCのHDDに解凍したが、USBフラッシュドライブでも実施できるかもしれない。
      https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
    2. コマンドプロンプトで、以下を実行する。

      Dism /online /enable-feature /featurename:NetFX3 /all /Source:c:\cd\sources\sxs\ /limitaccess

      念のため、管理者権限でコマンドプロンプトを実行したが、一般アカウントで成功するかは試していない。
      /Sourceのパラメータは、解凍先、USBフラッシュドライブのドライブ名に応じて変更した。
  4. 参考リンク

    1. https://www.fenet.jp/dotnet/column/environment/325/
    2. https://www.projectgroup.info/tips/Windows/windows10_0029.html
    3. https://itnews.jp/?p=13353
    4. https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10